ショパン国際コンクール! ワルシャワ 楠原祥子
10月のワルシャワ!すっかり秋で紅葉が始まっています。
空港から外に一歩出た途端、もう冬に近い寒さにふるえて、迎えに来てくれたアンジェイの車に飛び乗りました。「やっぱりワルシャワの10月はもう寒いのね。」「夜になるともうマイナスだよ。」
ショパン国際コンクールには、このコンクールだけの代えがたい雰囲気があります。ショパンはほぼピアノ作品だけを書き、作品の規模はミニチュアで、テリトリーの狭い作曲家と言えます。それにもかかわらず、むしろ、だからこそと言うべきか、ショパン作品だけで一つの大ピアノコンクールが成り立っているという誇りがここにあるのでしょう。
会場のフィルハーモニーホールです。
昨日はショパン国際コンクール第2次予選の最終日で、3次予選進出者の発表がありました。20名が3次予選に進みます。
ポーランド3名、韓国3名、アメリカ3名、カナダ2名、ロシア2名、イタリア、ウクライな、クロアチア、チェコ、ラトビア、中国、日本各1名
フィルハーモニーホール1回のホワイエで、ポポヴァ・ズィドロン審査委員長
と、アルトゥール・シュクレネル国立ショパンインスティチュートNIFC所長が発表を行いました。
日本人は5名の中から小林愛美さん一人が3次へ進出。小林さんはすでに世界の主要都市でコンサートをしていて名前を広く知られていました。
今日は中休みの一日。
明日からの3次予選はどのような演奏が繰り広げられるか。ソナタを聴くことで、それぞれのピアニストの力がはっきり見えてくるはずです。
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