ポーランドです!
ワルシャワに到着したのは17日早朝、予定より早まって5時30分過ぎでした。
それはもうポーランド航空の直行便ですから、成田を夜遅く出発して、ひたすら眠りまくって、目が開いたらもう朝食で、ほどなくランディング。
決して文句は言いませんが、人の家に泊まるにしても、ホテルに泊まるにしても、早朝6時はちょっと早過ぎで微妙です。
今回最初の1泊はホテル泊で、事前に電話でアーリーチェックインしたい旨伝えておいたところ、部屋に空きがあるから追加料金がかかるが問題ないと言うことではありました。
空港のカフェで美味しそうなクロワッサンサンドを見つけ、2度目の朝食を食べながらひと休憩。
ホテルには7時過ぎには到着して無事に部屋に入りました。ほぼ初めてのワルシャワでのホテル泊。
今回私が選んだホテルは、中心からははずれるのですが、緑の多い環境で、ワジェンキ公園のショパン像から、ワルシャワ蜂起の火種になった士官学校を通り過ぎて、美しい坂を下り切ったところにあります。
さて、少しお昼寝しようとしたけれど、飛行機の中で爆睡したせいか全然眠れずで、さっそく練習に行きました。
昨年から、音楽評論家のアダムのお世話になって、ポーランドラジオの中にあるルトスワフスキホールの楽屋のピアノを使わせて頂いています。
真っ白でゴールドの装飾が施されたO型スタンウェイで2日間たっぷり練習させて頂きました。
小さい型で、製造番号は4万ちょっと、新しくはないのですが、さすがにスタインウェイだなぁと思ずにはいられない楽器でした。本当にいい響きなのです。
映画でしか見たことのないようなゴールドの装飾が施されて、脚もこれ以上ないほどエレガントに曲線を描いています。ペダルは2本。椅子もペアです。
こんなピアノで練習できるなんて!ありがたいことです。
夜は日曜日だったし付近をよく知っているわけではないので、ホテルで食べました。そういえばお昼抜きだったことを忘れていました。
ふっふっふ、食べるぞ。夏のポーランドならではのビーツの冷製スープ。フォドニクといいます。そしてタルタルステーキにしちゃおっと。
あら美味しそ。若いビーツと葉っぱの部分を使った冷たいスープです。ゆで卵が入って、いえ、ここのはうずらの卵でした。そしてヨーグルトや酸っぱいクリームも入っています。たまりません。このおいしさ!
あら、👀👀!!なんてオシャレ。これがタルタルステーキ?!
うーん、ポーランドのグルメ界はなんて発展を遂げたのでしょうか。こんなタルタル見たことないです。ある程度お肉とそのほかのものを混ぜてあって、中央にオリーブオイルと卵黄と思しきものが浮いています。
一人ご飯の寂しさを補って余りある美味しさに感激し、塩キャラメルのアイスクリームも頼んでしまいました。
どう考えても食べ過ぎ!
そして翌朝は朝早く目覚めてしまったので、ワジェンキ公園のショパン像までお散歩に行きました。暑いワルシャワでも、9時前までは本当に気持ちがいいです。
早朝なので、いるのはバラの花壇を整えている人くらい。空気が清々しい!
ショパンが国を出てすぐの11月のワルシャワ蜂起の火種になった士官学校の前を通り過ぎて、ベルヴェデルスカの坂を下って行きます。
広くて気持ちの良い下り坂。好きな通りの一つです。
ホテルの窓からの眺めです。ワルシャワ市民の憩いの広大な公園「ワジェンキ公園」の南の端を眺めます。緑が多くて街中とは全然違って心が休まります。
さて2日目も白いピアノで練習させて頂いて、午後からショパン音楽祭の会場に移動です。
今回新しい移動手段をトライしてみることにしました。「Hoper」という会社がやっているドアtoドアのサービス。ホテルまで迎えに来てくれて、行き先のホテルまで送り届けてくれるサービスです。バスで行くのとほぼ変わらない値段で、しかも時間はずっと早くて3時間ちょっとです。
毎回何かしら新しいサービスが生まれているポーランドですから、トライしてみなくちゃね。前日に確認書も送られてきたし、会社はしっかりしているようです。
結局ホテルでの約束の時間より30分以上遅れて迎えに来ました。運転手は中年のおじさん。車はトヨタ。車高が高くて新しくて気持ちよさそうです。他にお客が女性2人。私は助手席に座りました。
ワルシャワからキエルツェまでの高速道路の間は、ずっとポーランドの歌謡曲のような音楽を大音量で聞かされましたが、運転手さんも大変だろうからと思って、ボリューム下げて欲しいと言うのはかろうじて慎みました。
キエルツェで二人のお家まで送ってから、ブスコ・ズドゥルイまではずっと運転手さんと喋っているはめになり、少しは黙ったら💢と言いたくもなりました。車が少なくなってからは、なぜか車線を超えて走るのが好きらしくて、すぐ道路の真ん中を走りがちで、これはやめて欲しかったです。
そうこうするうちに無事にBusko Zdrojのホテルに到着。諸々あるにせよとても便利でした。写真は全く撮り忘れてしまいました。
やれやれ。。。ホテルのベランダでひと休憩です!
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