ワルシャワに到着したのはもう夜の11時近くになっていました。今回はウィーン経由で。世の中の動乱ですっかり空のタイムテーブルは変わってしまい、ポーランド航空の直行便は1週間に一便のみ。しかも朝に到着。長旅の後でまた新しい一日を始めるなんてどう考えても無理です。

それで今回はルフトハンザ系統のオーストリア航空でウィーン経由にしました。夜に到着して、それから寝れば、翌日には元気回復してフルに活動できるというものです！

いつものようにハンカとアンジェイのお家に泊まらせて頂いて、一旦ワルシャワで落ち着いて練習もして、それから音楽祭の会場の地へ移動です。

空港に到着してスーツケースが出てくるのを待ったけれど、出てこない。。。！

スーツケースが到着しなかった経験はこれまでもあったので、バッゲージクライムに並んでクレームしていたら、突然そこに私のスーツケースが現れ、理由は分かりませんでしたが、とにかくことなきを得たのでした。

これまでもスーツケースが遅れて届いたことはあったし、いずれは必ず出てくるので大丈夫ではあるものの、着替えやコスメやドレスもいつ届くかわからないのはさすがに不安です。

さて翌日は、音楽評論家のアダムがルトスワフスキホールの練習室を私の練習のためにとっておいてくれたので、みっちり5時間練習できました。本当にありがたいです。サイズは小さいけれど、よい音がするスタインウェイです。

最近はポーランドも夏はとても暑いので、自動車はほぼエアコンがついていますが、こういった部屋にはエアコンがないことが多く、それでも窓をあけておけばまぁ大丈夫。自然の風が抜けて気持ちがいいです。

ハンカの家から歩いてすぐのルトスワフスキホール。抜けるような青い空を見ながら、久々の夏のポーランドの風を嬉しく感じました。