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今年も表参道パウゼステーションピアノステップ!9月8日(日)に開催でした。
今回アドバイザーにお迎えしたのは、ピアニストの樋口紀美子先生と、音楽雑誌評論などで大活躍の下田幸二先生。
樋口先生は、ドイツで35年間を過ごされ、数年前に帰国されて演奏活動を日本で展開されています。年齢不詳。。。(ワタクシは知っていますけど)本当に若々しく見える!
下田幸二先生は、セミナーや音楽雑誌の記事などでも活躍、桐朋でも非常勤講師をされています。あたりがやわらかくて話がとっても面白い!
恒例の3人でのトライアングル・トークコンサート、今回も開催しました。
 
下田先生のミニ・レクチャー「ショパンバラードもマズルカもルーツは一緒!」をして頂き、樋口先生がショパンバラード第1番を演奏。続いて私がショパン4つのマズルカ作品33を演奏しました。
トークコンサートの時に、ちょうどパウゼ3階で個人レッスンをしていらした、Katarzyna Popowa-Zydrońタジーナ・ポポヴァ・ジドロン先生が立ち寄って下さいました。
それ誰??と思われる方、知る人ぞ知るかもしれませんが、ショパン国際コンクール審査委員長でいらっしゃいます。ヤシンスキ先生の後、前回から審査委員長に就任され、来年2020年のコンクールでも審査委員長を務められます。
現在ビドゴシチ音楽アカデミーの教授、最大の功績とされるのは、ラファウ・ブレハッチを指導してショパンコンクール優勝に導かれたことです。
さて、今回のステップでは、一人の指導者の方が門下の生徒23名を申し込みされました。
当初とても驚いて、それではまるで発表会になってしまうのでは。。。と懸念しましたが、実際には、第1部にその23名全員をまとめたことで、第2部からとは切り離した形になりました。

ピティナ本部によれば、同門の55名が一つのステップに申し込みをしたこともある、とのことで、23名はそれほど多いわけではないとのことですが、私はステップはいろいろな先生の門下生が一同に集まることで、そのよさが出ると思っています。

その23名のみなさんの演奏はどうだったかと言えば、一人の先生が指導されているのですから、演奏に共通性があり、みんなとても丁寧にハ長調の曲を弾きました。好感の持てる演でしたが、ハ長調に偏らず小さい頃から黒鍵も積極的に使う曲を弾くとよいのでは、と感じました。

特筆すべきは、学生音楽コンクール小学生部門を目指す3名の小学生の演奏です。バッハ・シンフォニア、スカルラッティソナタ、チェルニー40番練習曲から2曲。群を抜いてレベルの高い演奏でした。
樋口先生いわく、「ああいう生徒ばかりだったらいいわよね~」と。そりゃそうですね!
グランミューズの方々も多く出演しました。1名だけ、ん??と思う演奏者がいましたが、他は全員それぞれに自身の音楽を探求し続けているという演奏でした。
さて、来年は室内楽を入れたいと思っています。曲はショパンのピアノ協奏曲第1番、第2番からいずれからの楽章。その他ハイドンのピアノトリオ、トリオ用に編曲されている小品など。演奏したい人を募りたいと計画しています。
楠原祥子
 
 

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