有賀和子先生の米寿のお祝い 楠原祥子
昨日、4月1日に有賀先生の米寿のお祝いの日がありました。桐和会=有賀門下生の会のメンバー70数名が出席して、ホテルオークラの美味しいお食事を楽しみながら先生を囲んでお祝いしました。
門下筆頭の岡本美智子先生と伊藤恵さんのスピーチは、ずしりと心に響き、惜しみない拍手が長く続きました。
岡本先生は、有賀先生の功績についてこのように語られました。
♪ まず市ヶ谷の家政学院を借りて、齋藤秀夫、井口基成、吉田秀和、柴田南雄各氏が子供のための音楽教室を開いたのが、桐朋学園音楽部門の最初の兆しで、有賀先生もそこで指導されたこと。
♪ 桐朋学園で半世紀以上教授をつとめられ、優秀な生徒の数々を世に送り出したこと。
♪ 日本ピアノ教育連盟を設立されたこと。
伊藤恵さんは有賀先生のレッスンについて
♪ とにかく褒められたことは一度もない。まぁまぁそれなりに弾けたと認めて下さった時にも、「はい、次の曲。」の一言でおしまい。
♪ 幼少のうちに上手だからといってコンクールを安易に受けてはいけない。必ずあとで伸び悩む・・・という主義を貫いていらっしゃる。
♪ 基礎をみっちりやる。練習曲、バッハをいくらでも繰り返しやった。
♪ そして、有賀先生は自分の“ピアノの母”であると。。。。
その前日、私は自分のリサイタルが近いので、駆け込み寺をお願いしてレッスンをして頂きました。
それは・・・6時間にも及びました。
身体は肩も腕も足も背中もがくがくになりましたけれど、反比例するように、くじけそうになっていた気持ちはよみがえり、コンサートに向けてまた前進を始めました!
有賀先生、感謝の気持ちははかり知れないほどです。本当にありがとうございます。
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