桐朋の卒業演奏会 楠原祥子
4月12日(日)紀尾井ホール 桐朋学園大学音楽部 大学卒業演奏会
紀尾井ホールでの卒業演奏会は、毎年聴くたびに、春の風が私の中を吹き抜けていったような気持ちになります。
学年の中で優秀な学生が、さらによくさらい込んで臨むので聴きごたえも大いにあり!
今年の演奏者は全部で14名。
ピアノ6名、ヴァイオリン3名、チェロ1名、フルート1名、オーボエ1名、トロンボーン1名、バリトン1名。
演奏されたピアノ曲を見てみると。。。今年は比較的斬新な選曲が多かったのが特徴です。
♪アルベニスのイベリア第1集から、「セビリアの聖体祭」
卒演で演奏されるのはめずらしいです。
♪リストの「ダンテを読んで」
これはもう卒演の常連曲!これがなかった年があるかしら。。。
♪バーバーの「ピアノソナタ2,3,4楽章」
これも常連中の常連。弾けるものなら弾いて高い点を取る曲という感じ!
♪バッハの「半音階的幻想曲とフーガ」
卒演に登場するのは、それほど頻繁ではないですね。
♪シューベルトの「ガシュタイナーソナタ3,4楽章」
実にめずらしい選曲!味わいがありました。
♪ショパンの「葬送ソナタ1,2,4楽章」
3番のソナタは常連ですけど、この2番を卒演で聴いたことは近年あったかしら。。。?
それに比べてヴァイオリンは。。。
サラサーテの「カルメン幻想曲」、シュトラウスの「ソナタ1楽章」、ラヴェルの「ツィガーヌ」と、卒演の王道をいく作品が並びました。
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