BLOG

ブログ

楠原祥子ピアノリサイタル 訳書〈ショパン プリンス・オブ・ザ・ロマンティクス〉出版記念!!

3月23日(木)19時開演 ヤマハ銀座コンサートサロンです。皆様、どうぞよろしくお願いいたします。

このところ寒い日々が続いていますが、それでも立春。梅の開花も聞かれる頃になり、ピアノ室の窓から見える白梅も蕾がふくらみ始めました。よく見れば、一つ、二つ、三つともう白い花びらが開いています。

昨年10月に訳書〈ショパン プリンス・オブ・ザ・ロマンティクス〉を出版して以来、おかげさまで多くの方にお求め頂き、12月前には重版になりました。初足がよいのは大変うれしいことです。とともに、大西先生も私も今後長く読み継がれるようにと願うばかりです。

そうこうするうちに、もう2月。明日は節分で恵方巻が大全盛です。私は太巻きに興味がないので、横目にちらちら見る程度。でも最近の太巻きは美味しそうではあります。なぜ太巻きを遠ざけるのか。。。以前の太巻きは、必ず甘い卵焼きとでんぶと干瓢が巻いてあってとにかく甘かったからです。

少し前に麹町のお寿司屋さんでランチした時のこと。ここのランチは海鮮丼のみで、行けば黙っていてもとにかく海鮮丼が出てきます。新鮮なお魚がたくさんのっていて、お値段もお値打ちモノで時々食べに行くといつも大満足!

或る日行ったところ、後から入ってきた人が座ってすぐに「○○○抜きでお願いします」と言ったのです。

ん??? 今なんて言ったのかしら。○○○の部分がよく聞き取れず、だいたいこのお店に来て、なにか抜いてくれ、と頼んでいる人は見たことがありませんでしたから、不意打ちを喰らったようなものでした。妙に気にかかって、いったい何を抜きでって言ったのか、マグロ?カツオ?ホタテ?イクラ?といろいろあてはめて考えてみたけれど、どれも違うように思われます。

頼んだお客も握っている職人さんも、よもや近くに座っている私がそんなことに頭を使っているなどとは夢にも思わないでしょうが、私はえらく気になってしまったのでした。←ヒマだった。

しばらくすると私のが来たので食べ始めました。うん、美味しい!

ほどなくそのお客のも出来ました。

すると職人さんが、「はい、でんぶ抜きね。」

でんぶ!でんぶ抜きでって頼んだわけね。ふーん、この人も甘いのが嫌いなんだわ。ほんの少ししかのっていないでんぶを、わざわざ抜いてと頼むほど嫌いだとは。。。

と内心なかなか驚いたのでした。きっとこの人も太巻きは嫌いに違いないぞ!と妙な共有意識を抱きましたが、そのお客は私がそんなことを思っているなどつゆ知らず、ただただ美味しそうに召し上がっていました。

と、節分に頬張る恵方巻きからの発展バナシでした。リサイタルのご案内からどうしてこれほど話が飛んでしまったのやら。。。

さて、とにかく!
3月23日(木)にヤマハ銀座店のコンサートサロンで、訳書『ショパン プリンス・オブ・ザ・ロマンティクス』出版を記念しましてリサイタルをいたします。

みなさま、ご都合がよろしいようでしたら、ご来場賜りましたら嬉しく思います。

曲目は伝記の中から折々の特徴的な出来事に因んだ作品や、ショパン自身がその曲への思いを綴った作品を選びました。

記念すべき作品1ロンド。ピアノ協奏曲第2番の第2楽章ラルゲットも、青年ショパンが衝動的に想いの丈を音の流れに込めた作品として取り上げます。

また、ショパンがピアノ曲として最初に作曲したバラード。ロマン主義の潮流にのって時代を象徴する重要な作品で、今回は第2番と4番を演奏します。

ヤマハ銀座コンサートサロンは全面木造で音響もよく、通常貸ホールとしての業務を行っていないので、この機会にぜひ響きの体験をなさって下さい。

このような今回の私のリサイタル、お聴き頂けましたら幸いです。

共訳の大西直樹先生は本について解説して下さいます。こちらもどうぞお楽しみに!

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。