祝新春🌸2025
明けましておめでとうございます。皆様もよいお正月をお迎えのこととお慶び申し上げます。
本年も楠原祥子、楠原祥子ピアノスクールともにどうぞよろしくお願いいたします。
12月25日に開催した楠原祥子ピアノスクールクリスマスコンサートは、心が和む2時間でした。生徒さんたちは、自分の自由曲とその他にクリスマスに因む曲を恒例で弾くことになっています。中には親子連弾、親子3人連弾、パパチェロ&娘ピアノデュオなど、ファミリーで出演して、それはそれは楽しそうなアンサンブルを奏でて下さいました。
私自身はアレンスキのピアノトリオ第1番を、ヴァイオリンの御木マドカさん、チェロ丸山朋文さんと演奏し、初めに楽譜を見た時より実際に弾く方がずっと大変な曲でした。
さて。。。!
今年の抱負は。。。1月にはオクタヴィアレコードよりショパンマズルカ全55曲のCDが発売になりますので、マズルカを軸に活動を展開していこうと思います。
また7月に招聘されているポーランドでのブスコショパン国際ピアノ音楽祭は、今回第30回記念を迎えます。我が師ブコフスカ先生を思い、何を弾くか、プログラムを考えているところです。
元旦は実家の母を囲んでお昼に一同で祝膳を頂きました。このレストランは母の家と背中合わせにあって、以前の酒蔵を見事にリノベーションして地産地消の食材を使うフランス料理を頂けます。とっても美味しい!
ここでこうして賑やかに元旦を迎えることができるのは、本当に幸せなこと!母は耳も頭も問題なくて、問題なのはお説教が好きなことですが、それも愛情あってのことと思うことにしましょう♡
お正月に必ず楽しみに開けるのは。。。!村上開進堂のクッキーです。
格別な風味のクッキーで、予約しても1年待ちというのもうなづけます。ついついみんなで手を出して次々と口に運んでしまいます。それでも、とにかくぎっちりと詰まっているから直ぐになんて全然なくならず、しばらくはこれまた幸せなティータイムを過ごすことができます。
この極上の風味はどうやって生まれるものなのでしょう。最高クラスの小麦を使っているとは聞きましたが、配合や焼き加減や詰め方に至るまで、すべてが、日々繰り返す地道な作業の積み重ねの上に成り立っているのでしょう。
現在の開進堂の御当主でいらっしゃる山本道子さんが先日お孫ちゃんのレッスンの付き添いでみえて、穏やかな物腰と表情と、丁寧な語り口に私は一気にファンになりました。ものすごく素敵なおばぁちゃまでいらっしゃいます♡
今年は玄関にもお正月飾りを掛けました。松と万両のアンサンブルで、気に入っています。
玄関上りに、父が焼いた器にお正月の花を飾るのも今年は復活です。父は陶芸が趣味で、とても一生懸命だったこともあり、見事な器をいくつか私たちに残してくれました。なにせ有り難いのは。。。どんなお花を飾っても立派に見えること!
大晦日には紅白歌合戦もチラチラ見るには見ますが、年賀状印刷にそれどころではないのはいつも同じ。
でも!
今年はマエストロ高関鍵がカウントダウンのタクトをオーチャードホールで振り、12チャンネルで中継があるというから、こればかりはも逃すわけにはいかなかったのです。
見事な棒さばきで行進曲が12時ピッタリに演奏終了。めでたくハッピー・ニューイヤー!!!でした。
元旦の夜のウィーンフィルのニューイヤーコンサート。これはもちろん毎年見ます。今年の指揮者はリカルド・ムーティ。
私はこれまでムーティーがいいなとそれほど思ったことはなかったのです。というのは、リズム重視、というよりリズムに偏っていると感じていたからです。
でも今年のムーティーのタクトは、私の見方が変わったからなのか、それとも彼のタクトが冴えたからなのか、これはスゴいぞ!と思いました。
相変わらずリズム重視ではありますが、そのリズムは拍の観念や感覚を超えて、マジックと思わせるムーヴメントをおこすのです。
ムーティーのリズムは魔物!メロディラインは彼だけができうるムーヴメントによって踊り出す。美しき青きドナウは俄然動き出し、信じられないような躍動が始まるのです。私は本当にびっくりしました。こんな美しき青きドナウがかつてあっただろうか、これまで聴いたことがあったか。
すごいぞ、ムーティ!
というわけで、興奮のウィーンフィルニューイヤーコンサートでした!
そんな2025年初春でした!皆様の健康とお幸せを願っております。
そして。。。本年もどうぞよろしくお願いいたします! 楠原祥子
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