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毎年9月の恒例行事といえば、代表を務めている『表参道パウゼステーションステップ』です!今年も無事に開催出来ました。

今回新しかったこと。。。

まずアドバイザー3人共に桐朋出身で、3人共に演奏活動を大いにしていること。

小田裕之先生、西尾真美先生、そして私、という3名。それぞれ留学先がチェコ、ロシア、ポーランドと隣組だったので、共通の話題が山ほどありました。例えば物がなかったという話は、国は違えど共通の話題。

共通項もあれば、同じスラブ系の国々でも、それぞれお国柄の特徴や国民性には違いがあるのも突き詰めていくと面白い話題です。

もう一つ、刷新したことは、スタッフ数を減らして精鋭の3人とカワイ出版の藤木さん、カワイパウゼの甘利さんに絞ったこと。

これは素晴らしかったです!田中先生、池田先生、神力さん、この3名ですと本当に信頼してお任せができます。人数が多くいてもミスは起きますが、少ないと自分がやるべきことがクリアで人に邪魔されないので、集中して取り組めるとのことです。

この3名の頼りになるスタッフに、藤木さんと甘利さんがスタッフとして加わりますから、ありがたいことに鬼に金棒で本当に贅沢な状況。心から感謝です。

私自身も時々アドバイザーとしてステップに出向くことがあります。これまで運営が悪いと思ったステップは一度もなく、気持ちよくお仕事が出来ましたが、そんな中でも、特に声がけが良いステップ、対応がテキパキのステップ、穏やかでのんびりステップなど、持ち味を感じました。

ここは表参道という場所柄、都会的なスマートさは心掛けたいと思っています。

今年はコロナ禍から少しだけ抜け出して、ステップなど外で演奏することをよしとする風潮が戻ってきたこと、またパウゼにあるShigeru Kawai EXというカワイが誇るフルコンが、最近評価が高まって人気が鰻登りになったこと、主にこの二つが大きな牽引力となり、申込み〆切の1ヶ月前にはすでに定員に達した程でした。

昨年10月のショパン国際コンクールで入賞者のうち2名がShigeru Kawaiが選んだこと。これは大きい。2位のガジェフ、6位のJJブイ・リーに選ばれたとなれば、人気が高まるはずですね。

さてその私たちアドバイザー3名による『トークコンサート』。表参道パウゼステップでは、3名が10分ずつ受け持ち30分まとめてのトークコンサートを開催しています。

小田裕之先生はラモー:一つ目巨人、ショパン:ポロネーズOp.26-1嬰ハ短調

続く私はショパン:4つのマズルカOp.30

そして西尾真美先生はスクリアビン:左手のための前奏曲、マズルカOp.40-1、ラフマニノフ:前奏曲『鐘』というプログラムでした。

出演して下さったみなさまもそれぞれによく弾いていました。個人的な演奏へのアドバイスは講評に書かせて頂き、全般的な講評では、

1、拍感、リズム、拍子感をもっと磨こう!

2、フルコンでも落ち着いて弾くためには?

などが出ました。

ステップの運営について、もう少し表参道パウゼステップだけの特色を定めていきたいと思っています。

そう思い始めたのはコロナ禍に入る前の4年ほど前のことでした。コロナ禍の間は開催できたことが幸いという位置づけなり、今年からようやくトークコンサートも復活したので、これからは方向性を見定めていきたいです。

『ショパンと三善晃』この二人の作曲家を主軸にしています。これをどのようにテーマ性を持たせて打ち出していくか、考えていくことにしましょう!

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