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昨日10/24、神楽坂の音楽之友社にインタビューのために行ってきました。

音楽の友12月号『ショパン特集』に、音楽評論家の上田弘子さんが「舞曲を聴きたいピアニスト」に私のことを推薦して下さり、音楽之友社で取材を受けました。

質問その1は。。。。ポーランドに留学するに至ったきっかけは?

大学4年生の時に、両親が卒業旅行にヨーロッパに行かせてくれるというので、ヨーロッパの音楽大学の夏期講習を受けに行くことにしました。申し込みのタイミングが遅かったのか、空いていたのは、いちばん値段が高かったワルシャワのショパン音楽大学のみ。それでは、ということで申し込みをして、バルバラ・ヘッセ・ブコフスカ教授のレッスンを受けました。

私の演奏を聴いて、「もし貴女の大学に大学院がないのなら、私のところで勉強を続けてはどうか」と光栄にもブコフスカ先生は仰って下さり、その一言で、私の気持ちはポーランド留学に完全に傾いたのでした。

と、この質問に対しての答えは今までことある度に何度も答えてきたし、また特筆に値することでもないので、上田さんに事前にメールでお伝えしておきました。

質問その2は。。。楠原さんのショパン演奏の中で、特に舞曲が私は好きなのですが、リズムはもちろん、楽想のニュアンスなど、日本人にはなかなか難しい部分だと思います。そのあたりは、どうやって理解を深めていかれたのでしょうか。

質問その3は。。。。楠原さんが愛してやまない、もしくは目指すショパン像を演奏するピアニストやポーランドの先生はどなたでしょうか。

質問その4は。。。ショパンの舞曲に置いて、表面的な部分だけでなく、特にこういうところを聴いて欲しい、また耳を凝らして聴くと面白いとか、新たな発見があるというポイントを教えて下さい。

質問その5は。。。楠原さんがショパン作品の中でお好きな調は何調ですか。数多い名作の中でのチョイスは難儀!を承知での質問です。お許しください!

これら事前に提出して頂いた質問は、どれも澱みなく答えることができるものばかり。

好きな調も決まっています!

ショパンと同じくAs-dur変イ長調です。例えば、英雄ポロネーズはこのAs-dur。軍隊ポロネーズはA-durイ長調で、半音の差なのに、その違いはかなりです。英雄ポロネーズには華やかさが全面的に出ているけれど、軍隊ポロネーズは意外にも地味です。

それを上田さんに言ったら、

「あぁ、軍隊ポロネーズは2軍の軍隊って感じですね」って。これには笑ってしまいました!上田さん、鋭いっ!

評論家の上田弘子さんと私。

写真はヒダキトモコさんの撮影でした。ヒダキトモコさんには以前にプロフィール用の写真を撮影して頂き、さんざん使わせて頂いています。ヒダキさんの撮影は光をたくさん当てて撮ってくださるスタイルで、顔が明るくなるし、とても好きです。

そして監修は音楽之友社の真田好白さん。このコウハクさんというお名前はとても珍しくてどことなく由緒を感じさせる命名です。

もしや。。。あの歴史的人物の末裔ですか?「えぇ、はい、そうです。」と!

つまり、あの、真田幸村の??安土桃山時代の武将ですよね。それはびっくりです。

左からフォトグラファーのヒダキトモコさん、私、音楽評論家の上田弘子さん、音楽之友社の真田好白さん。インタビュー終了後の自撮りです!

。。。というわけで、インタビューは無事に終了。これから上田さんがうまくまとめて下さることを楽しみにお待ちします。

音楽の友12月号『ショパン特集』11月18日発売です。

よろしかったらみなさまお手に取ってご覧になってください!

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