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なかなか壮観!出演者全員で記念写真。前列左から 堀優香、白井麻友、青木玲子、太刀川琴絵、私、遠藤有香、椎名舞 後列左から 茂木真由美、宮本夢加、小林涼、桐栄哲也、河野陽介、丸山朋文、大澤聡史

なかなか壮観! 第2回ガラコンサート出演者全員で。出演者全員で記念写真。
前列左から堀優香、白井麻友、青木玲子、太刀川琴絵、私、遠藤有香、椎名舞
後列左から 茂木真由美、宮本夢加、小林涼、桐栄哲也、河野陽介、丸山朋文、大澤聡史


ガラ・コンサートって楽しい!もちろん緊張はしますし、それもいつもと違う緊張があるのですけど。
演奏者全員が前の人から力をもらいながら熱演をつなげていく・・・空気をもらうというか、箱根駅伝のコンサート版でしょうか。
5月24日(日)第2回楽友協会ちば主催のガラコンサート 京葉銀行プラザ音楽ホール
出演者のレベルがそろって高く(私も出演したので変ですけど・・)、経歴もさることながら、みな演奏に対しての意識が揺るぎなく、それぞれのフィールドを極めていこうする姿勢が判りました。
私が演奏したのは。。。
白井麻友さんとブラームスのヴァイオリンソナタ No.2 第1楽章。ブラームスはさすがに難しいです。なかなか手に入りにくくて、さらっても次の日には頭がそれまでの練習を忘れてしまい、また1からやり直しがしばしばでした。
そして後半、
ザレンプスキ作曲の『バラと棘 5つの即興的小品”より第3,4、5曲』。リサイタルで弾いたばかりといえども、全曲を組曲として通しで弾くのと、3曲目から弾くのとでは感触が大きく違います。
通しで弾くより、短い分だけ座りが悪いのです。そうなると気分的に、あぁ全曲弾けたらなぁ。。。って思ってしまうもの!
そうそう、面白い話を聞きました。
今月フランス人ピアニスト、ジャン・クロード・ペヌティエが、トッパンホールでフォーレのノクターン全曲演奏会をしました。僧侶でもある彼の弾くフォーレは、深遠で、音楽というより哲学、音の向こうに宇宙の広がりを感じたそうです。
その翌日ペヌティエは、今度は同じ曲で公開レッスンをしました。両方を聴きにいった友人が、驚きをかくさず言うに。。。
「前日のリサイタルでは、暗譜で見事なまでに完ぺきな全曲演奏だったのが、翌日、公開レッスンの最後に聴衆の願いに応じて第8番を弾いたところ、途中でわからなくなってしまい、楽譜を持って来て、見ながらようやく弾き終えたのよ。」
これはなかなかの驚きでした!前日に完璧でも、それはその時だけのこと。音楽という芸術は、ただただ “その時間” “その瞬間” を共有できることがその価値であり、至上の喜びなのです。
 
昨年の、立ち上げの第1回を思い起こしてみましょう。平日の夜開催だったにもかかわらずお客様が多く盛会でした。
企画の段階で、コンサート全体の雰囲気を盛り上げるようなアイデアを組み込みたいな。。。と考えて、まとまりのよいピアニスト4人で、連弾と8手連弾 “ラデツキー行進曲” をアンコールとして入れることを提案しました。
不公平になる。。とか、時間オーバーになる。。とか、外野の抵抗にもまったく動じず、安嶋健太郎+曲尾雅子ペア、野本哲夫+楠原祥子ペアで、ラフマニノフと三善晃作品の連弾を入れ、そしてプログラムの最後に、演奏者全員でラデツキー行進曲をババーンと!これはとっても受けました!
そんな経緯から、今回第2回もプログラムの最後は演奏者全員で“ラデツキー行進曲”を演奏してしめくくりました。
さぁ、来年は。。。。!私たちピアニストは独立することに決めて、『ピアノ・ガラ』を開催します!今決まっている出演者は、安嶋くん、實川くん、米津くん、私の4名。
さてどんなコンサートにしましょうか。。。!2015ガラコンプログラム066
 

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