門下生発表会は大変! 楠原祥子
今週末14日(日)12時開演 紀尾井町サロンホールで発表会を開催します。
第14回を迎えます。
もうそんなになったのね。。。と感慨深いです。毎年開催していれば、もっとの数にのぼっているはずですが、さまざまな事情で14回。それでもこれだけ回数を重ねることができました。
。。。発表会で大変なことベスト5をあげましょう。
まずホール予約。程度な広さのよいホールは数少ない上、抽選で予約が至難だったりします。
次に選曲とプログラム構成。イベント要素を入れるかどうか。ソロの曲は生徒さんの個性を出し、長所をきかせ、ステップアップにつなげようとまで思案すると、世の中に曲は星の数ほどあるけれど閃く曲は意外に少ない。そのために楽譜屋さんに半日くらい居座って探すのは私だけではないはず。
次にプログラムの作成。実は私のところはこれが一大事で常にネックになります。プログラムにまで芸術性を求めるから、これでよいということがない。今回はこのサイト制作をして下さった後藤さんのご厚意に甘え、おかげさまでこれまでになくきれいに仕上がりました。白地にくっきり黒文字が映えて、お年寄りにもやさしい仕上がりです。しかし、しゃんしゃんと〆るまでにどれほど大騒ぎをしたことでしょうか。
次に曲の仕上げまでの準備。首尾よく準備が進む生徒さんとつまづく生徒さんがいる。つまづいたままになる悪いケースもあるし、激励しつつ叱り飛ばすことで、最後に火事場の馬鹿力を発揮するツワモノ生徒さんもいます。それはすごく評価できると思う。名付けて“飛行機離陸型” 。直前にぐっと上手くなる底力があるとないとでは大違いです。
そして最後が。。。。これは当然、当日の演奏です。練習を積んだ人には神様が微笑むし、そうでない人はそれなりの報いを受ける。本番にやおら集中力を発揮する人もたまにいます。
さて今回。ピアノ発表会の初体験は・・・、
ピアノを習い始めて2か月の伊達まりちゃん、年中さんです。
同じく山本菜多里ちゃん、小3です。ヴァイオリンからピアノに鞍替えしました。
それから66歳、クラシック音楽好きが高じて自分で音を奏でたい馬場健さん。すごいすごい、快進撃。習い始めて半年でバッハ編のメヌエットを弾きます。
そして、発達障害の水野礼那ちゃんは、7年目にしてついに初めて一人でステージに立ちます!
みなさま、温かく見守って下さいね。
小学校高学年から中学生にかけての生徒さんたちは、 上手に弾いてくれると期待が持てます。
演奏活動をしている生徒さんたちで準備が遅れ気味の人に、「その曲はクビ!ダメ。弾かせられないっ。」と次々言い渡していたら、「それじゃ、発表会に弾く人いなくなっちゃいますよ~。」ときた。確かにね。
私自身だって危機が迫っていること感じています。スケルツォ第2番。閃きよ、降りて来て!
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