ショパンコンクールの審査評価が公表!
今回のショパン国際コンクールの審査員の得点表が公開になりました!
https://chopin2020.pl/en/news/article/505/18th-chopin-competition—jurors’-scoring
といっても。。。
公開されたのは、1次、2次、セミファイナルまで。ファイナルの公表はまだです。主催のNIFC(国立ショパン研究所)シュクレネル所長が明かしたことから、おそらく理由は次のような経緯によるのではないかと推測されます。
「ファイナルの審査の集計をしたところ、3名が同位という極めて稀な結果が出たために、慎重に長い審議が必要になった。
一つの賞、それも上位の賞で3名が同位で分けることが可能かどうか。それではバランスが取れないのではないか。これまでも優勝を二人で分けた第4回など、2名が分けることはあるにせよ、3名が同位だったことは一度もない。
長い審議の結果、審査規定に基づく次の段階の審査方法に進むことになり、1位ごとに投票していくことになった。これには非常に長い時間がかかるがやむを得ない状況であった。
そのプロセスを踏み、結果的に2位はアレクサンデル・ガジェフと反田恭平が分け、3位にガルシア・ガルシアが決定した。優勝のブルース・リウについては、まったく揺らぐ余地はなかった」
と、このようにシュクレネル所長は明かしています。
またファイナルの審査方法は、その前の1次、2次、セミファイナルとは違う方式が取られています。1次、2次、セミファイナルは、Yes No方式。つまりこの出場者を次の予選に通過させてよければYes。だめならNo。同数になった場合のことを想定して、25点満点で点数もつける方式を採用している。
ファイナルは、各審査員は12名のファイナリストに順位をつけて提出します。それだけでは決定できなかったことから、公表が遅れているのだと思われます。そのような状況があって、ファイナルの審査結果は現時点ではまだ公表されておらず、もう少し後になるとみられます。
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