ジュネーヴ国際コンクールを終えて
昨年11月、第69回スイスジュネーヴ国際音楽コンクールに出場してきました。 このコンクールにはピアノの他に作曲、フルート部門などがあり、ピアノ部門は2年ぶりの開催でした。 私は同じスイス、チューリッヒに2年間留学をしていたので、馴染みのある国…とはいえ、言語も違えば人の雰囲気も異なります。(チューリッヒはド...
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昨年11月、第69回スイスジュネーヴ国際音楽コンクールに出場してきました。 このコンクールにはピアノの他に作曲、フルート部門などがあり、ピアノ部門は2年ぶりの開催でした。 私は同じスイス、チューリッヒに2年間留学をしていたので、馴染みのある国…とはいえ、言語も違えば人の雰囲気も異なります。(チューリッヒはド...
皆さんこんにちは。桐榮哲也(とうえいてつや)と申します。 私2014年11月にルーマニアのサツマーレという街で、ルーマニア国立ディヌリパッティ交響楽団と、ベートーベンのピアノ協奏曲第5番『皇帝』を弾いて参りました。 指揮者はルーマニアの大統領より文化功績勲章と上級騎士勲爵士(Comandor)の称号を授与さ...
ポーランドには独自の美しいクリスマスキャロルがたくさんあります。 私たちが親しんでいる『もろびとこぞりて』や『ジングル・ベル』とはまったく別のキャロルです。数ある中から代表格の2曲をご紹介します。 まず、『Lulajze Jezuniu ルーライジェ・イエズーニュ』(Sleep, little...
気がつけば8年目を迎えるフランス、パリでの留学生活。 2年間ピアノソロをパリ市立音楽院で学んだ後、伴奏科という学科に興味を持ち現在に至ります。 どのような伴奏で楽器奏者や歌手たちを支えていくことができるのか、ということを学ぶため、 授業では初見、移調、オーケストラ譜の読み方、通奏低音の基礎を学び、後はそれぞ...
さて、パリでもクリスマスを迎えて街ではまだ少しその名残を残しつつ、年末へと向かっていっています。 シャンゼリゼ通りを始め、パリ市内ではクリスマス市が開かれ、ホットワインやサラミ、フォワグラ、ちょっとしたクリスマスプレゼントになりそうな小物を売っている屋台が並んでいます。 フランスではクリスマスは家族と、新年...
12月23日(火)、東京都千代田区二番町にある楠原祥子先生のピアノスクールで行われた、クリスティアン・トカチェフスキ先生によるワンデー・マスタークラスに参加いたしました。 今回、私が見て頂いた曲は、ベートーベンピアノソナタ第15番d-dur「田園」1楽章と、ショパンエチュードOp.10-4でした。 「田園」...
66歳、初めてピアノの音を奏でる。 私はまだピアノ初心者で、このような場所で意見を言えるような立場ではないのですが・・・・ 大のクラッシック音楽フアンなもので、自分で音を奏でる喜びを感じたいと思い、楠原先生に教えてもらっています。 ともかく練習が大事。 体で、いや、指で覚えるということでしょうか。 これを続...
12月8日(月)~12月12日(金)まで、飯田橋にあるアンスティチュ・フランセ東京(東京日仏学院)でアラン・ムニエ先生とアンヌ・ル・ゼボック先生によるチェロ、室内楽、歌曲伴奏法のマスタークラスが行われ、妹(黒崎朋子 アルト歌手)と一緒にアンヌ・ル・ゼボック先生の歌曲伴奏のレッスンを受講しました。 アンスティ...
この写真は私のお気に入りの1枚。 祝公開の記念に、作成をお願いしたFineallies後藤英夫さんとのショットです。 おかげさまで、サイトを見て頂いた方にはとても好評を頂いています。 『 分かりやすい!見やすい!詳しい!そして温かい!です。 先生の思いやお言葉が随所にあり心が温まります。』 と言って下さった...
「冬にはポーランドに来るの? あなたとこの先また会えるかしら・・・」これがお別れの言葉になりました。亡くなる4日前の電話を置く時のことです。 語り尽くせぬ思い出と、教えと、ショパンの音色を残して、ブコフスカ先生は昨年12月9日83歳で 旅立って逝かれました。 1949年ショパン国際コンクールで最年少第2位...