深谷ますみのパリ通信 No.6 パリ国立音楽院コレペティ卒業試験〜リサイタル編
2日目、リサイタル試験では20分から30分の間で1つのオペラを演奏会用にプログラムを構成し、演奏します。 私は、ストーリーも音楽も好きなフランスオペラ、グノーのファウストを選びました。 もちろん先生も手伝っての選曲でしたが、抜粋と言っても自分が好きなものをポンポンと入れていくわけにはいかなく、ストーリーの発...
ブログ
2日目、リサイタル試験では20分から30分の間で1つのオペラを演奏会用にプログラムを構成し、演奏します。 私は、ストーリーも音楽も好きなフランスオペラ、グノーのファウストを選びました。 もちろん先生も手伝っての選曲でしたが、抜粋と言っても自分が好きなものをポンポンと入れていくわけにはいかなく、ストーリーの発...
さて、今日は後輩たちとの楽しいディナー。音大卒業後の道……それは険しく悲惨なのか、それとも、音楽に魅せられた道をひたすら行く喜びなのか。 答えは常に宙に浮いたままですが、それぞれに頑張っている教え子たちをご紹介します! 六本木ヒルズのブラジルのシュラスコ料理「バルバッコア」に集合。肉、肉、肉・・・とにかくそ...
パリ音楽院のコレペティクラスも3年目。 卒業の年ということで、6月末に修了試験を受けました。 成績結果は、満場一致のトレビアン審査員賞という、信じられないような成績をいただきました。 この審査員賞というのは毎年与えられるわけではなく、特に優れた者に与えられる賞ということなので、これを聞いたときは本当に嬉しか...
さて、今回は私が通っている学校、パリ国立音楽院でのオペラ稽古の模様をお伝えしたいと思います。 今年はロッシーニ作曲、『ランスへの旅』というオペラです。 フランス国王(シャルル10世)の戴冠式を観に来たヨーロッパ各国の人々が保養地ホテルに集まり、ドタバタコメディーを繰り広げる喜劇オペラです。 前回のプーランク...
2月頭にプーランク作曲、ティレジアスの乳房、というオペラに参加しました。 2幕から構成されている1時間ほどのコンパクトなオペラ、アポリネールの劇作品が物語になっています。 簡単に言ってしまうと、戦争が残した教訓から、愛し合って子供を作ろう、というメッセージが込められています。 今回はオーケストラではなく、ブ...
気がつけば8年目を迎えるフランス、パリでの留学生活。 2年間ピアノソロをパリ市立音楽院で学んだ後、伴奏科という学科に興味を持ち現在に至ります。 どのような伴奏で楽器奏者や歌手たちを支えていくことができるのか、ということを学ぶため、 授業では初見、移調、オーケストラ譜の読み方、通奏低音の基礎を学び、後はそれぞ...
さて、パリでもクリスマスを迎えて街ではまだ少しその名残を残しつつ、年末へと向かっていっています。 シャンゼリゼ通りを始め、パリ市内ではクリスマス市が開かれ、ホットワインやサラミ、フォワグラ、ちょっとしたクリスマスプレゼントになりそうな小物を売っている屋台が並んでいます。 フランスではクリスマスは家族と、新年...